あけましておめでとうございます。あぷもにです。
今年も年賀状が届いているかな?とポストをのぞき、家族の誰宛てかで分けていく。
毎年恒例の様子ですね。
分けていると…

あ!子どもの担任の先生から来てる!?
…ってことありませんか?
先生側としてはそれぞれの思いや事情により各家庭に年賀状を出したり出さなかったりします。
もちろん、喪中という意味を除いて、ですが。
今回は、もし担任の先生から年賀状が来ていたら出し返すべき?とうことをテーマにお話したいと思います。
結論から言えば、関係によるが基本出さなくて大丈夫、です。
先生側としての立場や事情からの考えをお伝えできれば参考になることと思います。
先生側の思いと事情
先生がクラスの子ども達に年賀状を出すにあたって、実は様々な背景があったりします。
単純に年賀状を出してくれる先生は熱心な先生、出してくれない先生は子どものことを考えてくれていない、とは言い切れません。
<パターン① 先生個人の思いで出している>
先生が個人としてクラスの子ども達へ出したい思いを持って年賀状を出しているケースですね。
「子ども達のために」という愛情(?)をもってして出されているパターンです。
この場合の多くは年賀状の代金も先生個人の持ち出しであり、保護者としてもこのパターンが好感を持てるのかもしれません。
ただし、年賀状を出す先生=子どものことを考えてくれている=いい先生 とは言い切れないことも確かです。
もちろん、年賀状を出さない先生=子どものことを考えてくれない先生=よくない先生でも決してないですね。
なぜなのか?具体的なその他のパターンも見ていきましょう。
<パターン② 学校やその学年での決め事として出している>
学校で一律に出すことが決められているパターンがあります。
もしくは◯年生担任一同、のように、学年としてそろえて全員に出すことを決めて出しているパターンですね。
パターン①に比べて少し愛が足りない(?)のかな笑
パターン①と判断がつきにくいですが、裏面のコメントの有無やその内容によって、区別することができそうです。
パターン①の場合、概ねコメントが書かれてあり、その子個人を励ます内容になっていることが多いですね。
先生側もパターン②と判断されないためにコメントを書くこともありますが、画一的であったり、誰へのコメントとも判断のつかない当たりさわりのない内容だったりしますので、それが一つの判断基準になるでしょう。
学校側から、学級の子ども達全員に出すための年賀ハガキが全て配られ、仕方なく書いている例もあります。
つまり、年賀状を送ってくれる先生が必ずしも熱心な先生とは限らない例ですね。
<パターン③ 学校やその学年での決め事として出さない、としている>
パターン②と逆の例ですね。
教師お得意の、足並みを乱さない強要、です。
つまりぬけがけするな、と。
個人的にはやりたい人がやりたいようにやればいいと思いますし、それで自分が不利益を受けると感じるなら、自分もやればいいだけのことなんですどね。
喪中を除き、去年来ていたのに今年は来ない、というのはこのパターンに当てはまります。
<パターン④ 先生個人の思いで出さないと決めている>
先生が個人として年賀状は出さないと決めているケースですね。
理由は様々ですが、その多くは手間だから、です。
環境への配慮もあると思いますが、多くはめんどくさい、が本音なんですね。
ただ、もちろん子ども達側から送れば、さすがにお返しはあると思います。
それがないのはさすがに教師として…というより、社会通念上多少問題があるのかな、と。
まあ、教師の多くは多少なりとも社会通念上の問題を抱えていたりするもんですが…。
それはまた別の話ですね。
<パターン⑤ 番外編:年賀状以外の形で伝える>
年賀状は年々減っている傾向にあります。
メールやSNSの発達、環境資源への配慮、などが理由ですね。
あとは金銭的なことも絡むでしょうか。
そのため、昨今は担任の先生から年賀状が来ないことも多くあります。
それに代わり、新学期になんらかの形で新年のあいさつを伝えられたり、渡されたりということがあります。
冬休み中に年賀状が来ないからといって、担任の先生から子ども達への思いがないわけでは決してない、ということですね。
関連記事>>>クラスの子ども達への年賀状は必要か?
先生への年賀状は出すべき?

担任の先生に年賀状を出していなかったのに、もしも来てしまっていたら、年賀状を出し返すべきなのでしょうか?
先生へ年賀状を出し返すメリット
- きちんとしている家庭と認識される可能性
- 年賀状を出し返すという礼儀・社会作法を経験として教えられる
①担任の先生に年賀状を出し返すメリットとしては、きちんとしている家庭と認識される可能性があることです。
先生も口では

「返さなくていいよ」
「出さなくても気にしなくていいよ」
と言いますが、先生も人間です。
年賀状の返事が来れば、気持ちはうれしいです。

ありがとう!
出さないことへのマイナスはないでしょうが、出し返したことへのプラスは十分にあります。
小学校高学年や中学生以上だと本人の評価が、小学生低・中学年くらいならまだ本人に判断基準ができていないので、家庭として評価される可能性が高い、ということです。
先生からして、しっかりと躾・教育がされているんだな、と思われるということですね。
②もう一つのメリットは、手紙やハガキが届いたら、返事なりを返すのが礼儀だと自分の子どもに教えられることですね。
要は社会作法です。
人間言葉や書籍で学ぶことはできますが、実際に経験することが何より大切で、また理解もできます。
身になる、とはまさにそういうことですね。
デメリット
一方でメリットはどうでしょうか?
ざっくり次の3つが考えられますね。
- ハガキ代がかかる
- 手間がかかる
- 周囲と差ができるかもしれない?
1.ハガキ代がかかる。
そのままですね。
金銭的負担です。少額ではありますが。
2.手間がかかる。
こちらの方が1番の理由なんじゃないでしょうか。

ただもうめんどくさい!
これに尽きます。

なんて書けばいいんだろう?
失礼に当たらないかな?
おまけに住所までわからない!?
まさに、どうしろと言うんだ!状態ですね。

この忙しい年始に手間がかかる…
こんな思いなんじゃないでしょうか笑
③疑心暗鬼にこの思いにとらわれている方も案外多いように感じます。

出し返さなかったら、もしかして我が家だけ?
先生は、誰が返して誰が返してないとかチェックするんだろうか?
子どもの成績に響いたりしないだろうか?
こうして周囲の子達と差ができてしまうかもしれない…送っとこう!
実は、それほど気にしなくてもいいと思っています。
というのは、そのことで子どもの成績に響くなんてことはありえないからです。
成績というのはあくまで学習評価であり、学習の状況を的確に捉えたものでなくてはなりません。
評価についてはまた別途まとめたいと思いますが、カンタンに言ってしまえば、主に学校内での活動の中で、学習に対して評価を行う、ということです。
年賀状を出したかどうかなんて評価しちゃいけない、ってことですね。
それでももし成績に不審な点を感じた場合は、先生との懇談で尋ねてみてください。
今回の成績の具体的な根拠は何ですか?客観的事実を説明しくてください。と。
まとめ:基本出し返さなくて大丈夫
出していなかった担任の先生から年賀状がきてしまったときについて、考えてみました。
- 先生個人の気持ちとして送っている
- 送ると決められている
- (送らないと決められている)
- (先生個人の気持ちとして送らない)
- (新学期になんらかの形で渡される)
<メリット>
- きちんとしている家庭と認識される可能性
- 年賀状を出し返すという礼儀・社会作法を経験として教えられる
<デメリット>
- ハガキ代がかかる
- 手間がかかる
- 周囲と差ができるかもしれない?でも実は気にしなくていい
そこまで大きなメリットもありません。
デメリットを感じるなら、出し返さなくて大丈夫です。
1歩でも前に進むために、共にがんばりましょう!
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