子どもを叱る前にする、たった一つのこと

叱る教育

 こんにちは。あぷもにです。

 子どもを叱らないといけない場面はよくあります。

あぷもに
あぷもに

いつまでもダラダラしないで、早く食べなさい!

 しかし、叱っても叱っても同じことを繰り返してしまう。

あぷもに
あぷもに

また宿題忘れたの!?

 そして余計にイライラしてつい強く言ってしまう。

あぷもに
あぷもに

もぅ、いい加減にしなさい!!

 とはいえ、やはりなくならない・・・どうしたものか・・・?

 そんな経験はありませんでしょうか?

 現職小学校教諭で2児の父であるティーパが普段気をつけていることをお伝えしたいと思います。

 子どもを叱る前にする、たった1つのこと

 子どもを叱る前に、するべきことはたった一つです。

 それは、「その子の行動を1つ認めてあげること」です。

 子どもは叱られる、と感じると、その瞬間に心の耳を塞ぎます。

 実際の耳で聞いている振りをしているだけですね。

 あるいは聞いているのだけれど右から左、というよくある話ですね。

 普段からよく叱られてしまっている子はとくにこの傾向があります。

 こうなってしまえば、何を言ってもほぼ効果はありません。

 ゆっくり話そうが、目を見てしっかり話そうが、脅して、怖がらせて、泣かせて・・・そうしても行動が変わらないことがほとんどです。

 脅したり、怖がらせたり、泣かせたりなんてしたくもありませんしね。

 では、どうするべきなのか?

 繰り返しますね。「その子の行動を1つ認めてあげること」です。

 例えば、友達に暴力を振るってしまった子がいたとしましょう。

子どもが暴力をしてしまったときにするよくある叱り方
  • 「暴力はダメです」
  • 「相手を傷つけてはいけません」
  • 「相手の気持ちになって考えてみなさい」

 こう言ってよく叱りませんか?

 この言葉をきちんとその子に伝えるためには、まず「その子の行動を1つ認めてあげる」んです。

行動を1つ認めてあげる言葉
  • 「暴力をしちゃったけど、ギリギリまで我慢したんだよね。」
  • 「それだけ怒るくらい、嫌なことがあったんだよね。それはつらいよね、気持ちはよく耐えたよね」
  • 「すぐ止めれたね。前よりは進歩しているね」

 叱る側が感情的になって、行動を是正させようと躍起になればなるほど、子どもは心の耳を塞ぎます。

 なぜなら、子ども自身、悪いことをしたことはもうわかっているのですから。

 まずはその子どもの心の耳をそっと開きましょう。

 そして、その開いた心の耳にそっと話しかけるのです。

 「暴力をしちゃったけど、ギリギリまで我慢したんだよね。・・・でも、やっぱり暴力することはいいことなのかな?」

 たったこれだけで、大人の言葉は子どもの心に入っていきます。

 また、叱ってばかりいると、子どものダメなところ、できていないところばかりが目についてしまいます。

 そして、どんどんイライラしてしまうものですよね?

 まとめ

 その子の行動を1つ認めてあげる」ことで、感情に任せてしまうことが防げます。

 子どものいいところにも落ち着いて気付けますし、そうすることで、イライラすることも減ります。

 いつものように叱ってしまう前に、その子のいいところやがんばったところに目を向けてください。

 よかったら、ぜひ試してみてください。

 今よりも1歩でも前に進むために、共にがんばりましょう。

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