【熱中必至】子ども達がそうじに夢中になる具体的方法

子ども そうじ 夢中教育

 こんにちは。あぷもにです。

 学校生活において毎日のようにあるそうじ。

 教室やろうか、階段、その他施設を学校中の子ども達が分担して、決められた時間にそうじをします。

 みんなの学校はみんなが使う、だからみんなできれいにするもの

 こういって教わってはいますが、イマイチしっかりとそうじしない子ども達…。

 声は掛けるんだけどその時だけがんばるとか、いつもダラダラそうじをしているとか。

 どういう風にそうじに取り組ませれば子ども達はしっかりそうじをしてくれるのだろう?

 きっとそんな悩みを持った先生達はいると思います。

 私自身もそうでした。

 十数年子ども達を見てきて、子ども達がそうじに夢中になるしかけを作ってきました。

 そうじで子ども達をやる気にさせたい、そんな思いを持っている先生はぜひとも見ていってください。

この記事を読めばわかること

子どもがそうじに夢中になる理由

そうじに熱中する具体的な方法

家庭でも応用できるそうじ方法

 子どもがそうじに夢中になるには達成感を味わわせること

 子ども達がそうじに夢中にならない原因は、そうじで達成感を感じづらいことです。

 何事も自分がやった結果がよく見えるものはやりがいを感じます。

 一方、自分のやった跡がイマイチ見えないことにはやりがいを感じにくいですね。

 大人でも同じではないでしょうか?

 普段のそうじは達成感を感じにくく、惰性あるいは仕方なくでやっている。(そうじ好きの方ごめんなさい)

 でも年末の大掃除なんかはとても達成感を感じますよね。今日もとっても疲れました💦

 しっかり集中して、あるいは無心(夢中)になって取り組みますので。その分、疲労感も感じますが(笑)

 つまり、子ども達が「きれいになった」とやりがいを感じる、達成感を味わわせることが夢中にさせる秘訣なのです。

 子ども達が「きれいになった」と感じるのはどんなときか

 では、具体的に子ども達が「きれいになった」と感じるのはどんなときなのか?

 ここで普段のそうじを少し思い出してみましょう。

  •  教室をほうきではく
  •  ろうかや階段をはく
  •  教室の窓をふく
  •  ろうかを雑巾でふく
  •  黒板をきれいにする

 他にもいろいろありますが、多くの学校ではこれらのことが共通して行われていると思います。

 これらのそうじをするときに、子ども達は嬉々として取り組んでいますか?

 例えば、その分担に当たりたい、と取り合いをしたりしますか?

 上の5つのそうじの事例の中で言えば、「黒板をきれいにする」のそうじ担当は割合人気があります。

 なぜこの黒板そうじに人気があるのでしょうか?

 おそらく多くの子達はこういう思考ではないかと思いますね。

 黒板そうじは楽しい (なぜ楽しいと感じる?)

  ↓  

 きれいになったから 

  ↓ 

 達成感を感じられる (なぜ達成感を感じやすいのか?)

  ↓ 

 そうじ前とそうじ後の違い(変化)が明らかにわかりやすい 

  ↓

 自分がこれだけきれいにしたと感じられる(これが達成感)

 一方5つの事例の中で、黒板そうじ以外はどうでしょうか?

 ほうきではいたり、雑巾でふいたり…達成感は感じやすいでしょうか?

 確かにしばらくそうじをしていないと床のごみは増え、窓は黒く汚れが見えるので、そうじをすれば達成感は味わえるでしょう。

 しかし、毎日行う中ではそれほどよごれてもいないので、やはり達成感は感じにくいですね。

 だからそうじに夢中にはなかなかなれないのです。

 ポイントは、そうじをすることでわかりやすい変化があること

 きれいになった、と感じやすいことです。

 クラスの子ども達が夢中になるそうじ

 具体的な事例をあげていきましょう。

夢中になるそうじ①

 歯ブラシと魔法の水でつくえ磨き

用意するもの歯ブラシ、食器用洗剤(3〜4倍希釈)、ぞうきん
そうじ場所教室の自分たちのつくえ、イス
<実際のそうじ方法>

 ① 子ども達が普段使っているつくえやイスに希釈済食器用洗剤(スプレーがあるとやりやすい)をかけます。

 ② 洗剤がかかっているところを歯ブラシでこすります。

 ③ 黒い泡が出てくるので、ぞうきんでふきとります。

 この方法は見た目に汚れが「黒い泡」としてわかりやすいこと、すぐに汚れが取れたことが確認できること、普段使わない道具を使うことが夢中にさせる要因なのです。

 そして子ども達は普段使っている自分たちの机やイスが案外汚れていることに気づき驚くとともに、きれいにすることにどんどん夢中になります。

 スプレーが1つしかないと、「先生こっちかけて!」「先生、こっちも!早く!」と手が回らなくなります。

 実践する際は複数個用意しておくこととオススメします。

 ちなみに私は「魔法の水」と呼んでいます(笑)

 それから、教室の窓は開け放ってください。

 閉め切ってしまうと、教室内に洗剤の匂いが充満し、場合によっては不調を訴える子も出てくるかもしれません。

 また、この実践には続きがあって、子どもたちは自分の机や椅子を超えてどんどんと汚れを探しては擦り始めます。

 何も言わなくてもあちこちでそうじに夢中になる姿が見られます!

夢中になるそうじ②

 魔法のスポンジでどこでもピカピカ

用意するものメラミンスポンジ、ぞうきん
そうじ場所教室のかべ、手洗い場等の水道の蛇口
<実際のそうじ方法>

 ① メラミンスポンジを水でぬらす。(激落◯くんの劣化版で十分です)

 ② 教室の壁や水道の蛇口などをこすります。

 ③ 黒く汚れた水をぞうきんでふきとります。

 こちらの方法は実践済みの方が多いかもしれませんね。

 これもみるみるうちに汚れが取れていきますので、子ども達が夢中になるそうじ方法です。

 このメラミンスポンジを魔法のスポンジと呼んでいます(笑)

 割とどこでも使えるそうじ方法ですが、つくえをこのメラミンスポンジでこするのはNGです。

 天板のコーティングがはげてしまう可能性が高いからです。

夢中になるそうじ③

 そうじ上手はどの班?そうじ大会

用意するものほうき、ちりとり、バケツ(班の数)
そうじ場所階段、ろうか
<実際のそうじ方法>

 ① いつも通りにほうきではき、ちりとりで集める

 ② その班専用のバケツを用意し、そこにためる

 ③ 1週間など期間を決めて、各班の量を比べる

 階段やろうかは見た目の変化がわかりにくく、普通にそうじしているだけでは達成感を実感しにくい場所です。

 そのため、結果を見た目にわかりやすくします。

 それと同時に、お互いに競い合わせることで意欲を高めます。

 重さなどを測るとわかりやすいですね。

 バケツを班の数用意しなくても、1週間ごとに区切って重さの記録をとっていってもいいですね。

 注意点としては長期間にしすぎないことと、何度も使うと飽きてしまうとうことですね。

 夢中になるそうじ①②は各家庭でも実践可能ですね。道具を揃えて、それぞれのご家庭の実情に合わせれば子どもたちはどんどんそうじしてくれますよ!

 そうじに夢中になった頃に、余地を残しておく

 子ども達がそうじに夢中になってくれれば、あとは完全にやりきる前に余地を残しておくことです。

 こうすることで、「またやりたい!」「次はいつするの?」という声が聞こえてきます。

 毎日やると効果は薄まりますので、時々仕掛けていくと子ども達はそうじが楽しくなり、夢中になっていきます。

 まとめ

 クラスの子ども達をそうじに夢中にさせるには、

そうじに夢中にさせるには
  1.  そうじをしてきれいになった、という達成感を味わわせること
  2.  変化がわかりやすいそうじを取り入れること
  3.  楽しく夢中になった頃に余地を残しておくこと

 です。

 具体的には

夢中になるそうじ例
  1. 歯ブラシと魔法の水でつくえ磨き
  2. 魔法のスポンジでどこでもピカピカ
  3. そうじ上手はどの班?そうじ大会

 などです。

 よかったら、ぜひ1度試してみてください。

 今よりも1歩前に進むために、ともにがんばりましょう!

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